今回「徒然なるままに・・・」を担当致します。八代支店の中島です。私がこの会社に入社して早くも7年目になります。本当にアッ・・・と言う間でした。
私は、良く人に仕事が趣味だとか仕事人間だとか言われます。土・日もどちらかは必ず仕事をしている始末で本当にその通りです。(家族には今でも申し訳ないと少し思っています。)実は、仕事はそんなに好きでは有りません、むしろ嫌いな方です。そんな私でも人に自慢出来る趣味が有ります、それは魚釣りです。
きっかけは、29歳の時の家族で行ったキャンプでした、場所は鹿児島県吹上浜キャンプ場にある堤防での釣りで、虫えさで釣り上げたベラやフグを水槽へ入れて子供たちと観察した事です。小学生のころ川釣の経験があり、少しは道具を持っていましたので釣り方などはわかっていました、朝鮮虫を針につけ堤防の際へ落とし針掛りをさせるシンプルな仕掛けでベラなど小魚を釣りましたが、どうしても水面下に見えるカワハギがつれなくて悔しい思をしました。それから勉強をして目的が達成されるともっと大きい魚が釣りたいと・・・次々に目標が出来、今に至っています。
最初は、近場のチヌ(黒鯛)釣りにはまり天草の堤防や地磯を探しては大物を求めて通い続けました。今でも忘れられないのが、栖本港での始めて見た40cmオーバーのキビレ(シバチヌ)です。釣り上げたのは同行した実の弟でしたが、タモ網で取り込み持った手が震えていた事は今でも記憶に残っています。また、初めての大物は平成5年4月25日に一号橋下にある上荷島で釣り上げたチヌ47.8cmで1.88kgです。この頃は乗っ込み(産卵期)の時期でもあり大型が浅場まで寄って来ます。早朝眠気を我慢しながらマキエをして仕掛けを流していました、丁度10投目位でした背際を右側へ流していた浮きが岩の手前で消し込みました。根掛かと思い竿を立てた瞬間強烈な引きで竿が大きく曲がりライン止りません、仕方なく糸を出して応戦しますが出しすぎてライン切れ(涙・・・)。
これで、私の負けん気に火が付きましたマキエを撒き仕掛けを何度も振込み一生懸命頑張った結果お昼近くになり下げ潮が動き始めた頃またしても強力なアタリ、今度こそと思い岩めがけ横へ走りやり取りを始めましたが、今度は目の前に沈み岩が少し頭を出して邪魔をしています。考える余裕も無く無我夢中でその岩へ飛び乗り、何度も竿の絞り込みを耐えながらやっとの思いで浮かせる事が出来ました。タモ入れは余裕が無くそばにいた方に御願いしました。
後で飛び乗った岩を良く見ましたが、岩の直径は30cmも無く距離も1.5m以上離れておりよく飛べたなーと「ぞぉっー」としました。

上荷島 後方に見えるのが天草の一号橋です。

上荷島で釣り上げたチヌの魚拓です。
それからは、クロ(グレ)釣りにはまり、その強烈な引きの強さに心奪われ牛深の磯から高浜の磯、最後は鹿児島県甑島へと段々エスカレートしながら通いました。現在は高浜の磯をホームグランドとして活動しています。今までの記録は、チヌが平成12年に上荷島で釣り上げた52.3cm・2.35kgとクロが平成17年に下甑島上村瀬にて釣り上げたオナガの51.0cm・2.4kgです。

51.0cm・2.4kgの尾長クロです。

52.3cm・2.35kgのチヌの魚拓です。(自作です。)
記録を見てもお分かりの通りここ2~3年ほどは仕事が忙しくてほとんど釣に行けておらず更新が出来ておりません。
そこで、今年はその更新を目標に決め新年明けて5日に釣行しました、場所は以前よりホームグランドにしていました高浜の磯へ渡船もいつもお世話になっていた秀漁丸で朝5時からの出船でした。残念ながら上礁したのはB級磯の大ヶ瀬の長瀬でしたが、ここは呼び名の通り細長い瀬で釣り場は東西の2箇所しかありません、早朝は東側の磯からスタートしてマキエを撒きながら竿2本先位に仕掛けを入れて釣り開始、今回久しぶりな事もあっていきなり得意な1000釣法(大分の池永名人が考えた釣法でハリスの長さを10m取り道糸から先の仕掛けを安定させて流す釣り方の事。)で勝負をしました。下げ潮の影響か水温が低下しており魚の活性が無くエサ取りもいない状況が続きました。あきらめて朝食を取っていると同行した友人にエサ取のアジ子が釣れ始めましたしばらく様子を見ているとウキが少し消し込む渋いアタリがあり合わせると竿が大きく弧を描きやり取り開始5~6回の締め込まれた後上がって来たのは40cmオーバーのクロではないですか、「タモタモ」と叫ぶ友人を助けに急行、無事魚をタモ網に入れ、やれやれ・・・友人満面の笑顔でした。
その後、慌てて釣り開始、しかしその後が続きません、潮もあまり動かず活性もなく仕掛けも底まで沈んでいる為かアコウやキジハタなどの底物がアタリもなく釣れて来ました。大きさは30cm前後でしたが、嬉しい外道でした。昼過ぎに潮が上げに変わる時合いで西側の磯へ移り大ヶ瀬向きの水道側に釣座を変えました、まず近場は無理と判断をして沖狙いで手前にマキエを打ち竿4~5本先をポイントに定めマキエを撒きました、仕掛けを投入するとゆっくりとウキが沈み、張ったままアタリを待っていると、一投目からラインをひったくるようなアタリ、合わせると強烈に竿を絞り込み魚がどんどん走りました。やっとの思いで止めるが巻き上げに入った時ライン切れ痛恨のバラシ、気持ちを入れ替え再度仕掛けを投入すると同じアタリ今度こそとやり取りに入る、今回は二度ほど巻き上げる事が出来たが同様にバラシしてしまう。久しぶりの大物とのやり取りでやはり勘が鈍っているようで思い通りに行きません(涙・・・)。その後40cm級と30cm前後を各一枚取り込みましたが、その後潮が変わり水温の低下と伴に当たりも無くなり万事休す納竿となりました。今回の釣果は写真の通りです。

大ヶ瀬長瀬での釣果

高浜北の瀬から見た大ヶ瀬この右側に今回上礁した長瀬があります。
今まで多くの魚を掛け、ある時は釣り上げある時はその猛烈な引きにバラシの連続など多くの魚と格闘し満足したり、悔しさのあまり膝から崩れ落ちる事もありました。釣りはスポーツであり、格闘技でもあると思います。また、仕事の事など全ての事を忘れさせてくれる大切な時間でもあります。これからも、一生続けて行きたいと思います。
魚釣りは魚との真剣勝負の他にも食べる楽しみがあります、刺身や煮つけ・塩焼きとこれがまた、たまりません。帰ってからの刺身を食しながらの一杯は格別なものです。今年は両方の記録更新を目標にしました。その為に月2回の釣行を行い必ず達成して見せます。少し仕事で手を抜くかも知れませんが・・・。他にも自作ウキや自慢の道具などの話がありますが、次の機会に致します。
最後に今年1歳になった孫の妃茉里を紹介します。(他にあと二人います)とてもかわいくてたまりません。(生後8ヶ月で立って歩きました。)魚釣りよりもはまりそうです。
次は熊本支店の濱田君へ御願いしてあります。もっと楽しい話(たぶん下ネタかなァー)が聞けると思います。御期待下さい。
これが孫の妃茉里です。「可愛い・・・」
