2008/11/26(水)
実は私、今回の原稿執筆中に、皆様の暖かいご支援により、一部業界では惜しまれつつも独身生活と決別する事になりました。そういうわけで、もったいなくも『新婚旅行』などというものに行かせて頂いた訳です。
「亜細亜の巴里」と称される街で1週間、「酒と薔薇の日々」ならぬ、「ベトナム料理と腹痛の日々」を優雅に満喫してしてまいりました。
街全体は小綺麗で、料理もおいしかったのですが、生来腹が弱い私にはそんな事は余り関係なく、ほぼ予定調和的にお腹がゆるくなってしまいました。ツアリストから「飲み物を頼む時は氷を絶対抜いてもらわないと死ぬ」とか、「ホテル以外でトイレに行くとベトナム式トイレ(Google参照)しかない」とかいう脅しを受けたため、気の弱い私はプレッシャーから、少し綺麗なトイレを見つけるたびに戦々恐々として転がり込む羽目になりました。
せっかくの新婚旅行なので、トイレの事ばかり考えてもよろしくないと、気を取り直してハノイの町並みの散策に出かけました。なんと我々が着く2日ほど前に、ベトナムで40年ぶりの大雨が降り、ハノイの街は洪水状態。電気や水道も止まり、野菜・肉など生活雑貨が軒並み値上がりしたそうですが、洪水で川や養殖場から道路に流れてきた魚を皆拾っていったため、魚の価格だけは大暴落しているという話を聞きました。
お昼に出た魚の所在を想像して、また私のお腹がチクリと痛みました。
散策中気付いたのは、野良犬・野良猫を不思議なくらい見ない(野良牛や野良鶏は見ました)。妻よりも犬猫が好きな私は、すぐさまガイドさんに理由を尋ねたところ、「犬猫がうろうろしていると、お腹をすかした人達が持って帰ってしまいマス」
とても素敵な回答が返ってきました・・・・さっき屋台で食った激安フォーに入っていたのはもしや・・・・・度重なるカルチャーショックに私のお腹がまたキリキリと痛んできました。
まだまだベトナムの素晴らしさを皆様にお伝えしたいのですが、残念ながら全てをお伝えする時間はとてもありません。ベトナム式陶器や素晴らしいベトナムマッサージについて語る時間ももうないようです。
今回の旅行で私が学んだ教訓は・・・
一つ、痛くなる前の正露丸。
一つ、トイレはホテルで済ませましょう。
ベトナムはすごくいい所でした。今回少しでも興味を持った方がおられたら、是非行ってみて下さいね。次回は佐伯営業所の鶴岡真之さんです。宜しくお願いいたします。