2011/7/27(水)
なでしこジャパン優勝おめでとうございます!
只今なでしこジャパンの特集を見ながら気分よく執筆しているところでございます。なでしこジャパンが優勝を目指して準々決勝でドイツを倒したその頃、筆者は下記の衝動に駆られていました。
さくらんぼをたらふく食べたい。
この思いを胸にうちの嫁さんと子供を連れ連れなるままに、山形への日帰り旅行記を綴ろうと思います。
<さくらんぼ農園>
筆者は毎年この6月、7月の時期に、さくらんぼ狩りに行こうとチャンスをうかがっていたものの、 普段の生活でさくらんぼが頭からすっかり忘れており、なかなか行くチャンスがありませんでした。なにしろ、さくらんぼが食べられる時期は本当に短く、まご まごしているとあっという間に過ぎてしまいます。時期は品種により多少ばらつきがありますが、いつも気づいたら時期は過ぎているか、終わり間際で、帰宅途 中の浦和駅前で怪しいお兄さんから315円のさくらんぼ詰め合わせパックを、よく買って帰っておりました。
この度、JR東日本が東日本復興キャンペーンの一環として、JR東日本パスという期間限定の同社区間一日乗り放題切符が登場しました。1万円で1日乗り放題、しかも新幹線と特急電車を随時使えるという画期的な切符は、電車好きの筆者に発見された瞬間、即販売機で強制的に発券され、座席指定の番号を刻まれ、しまいには娘にべろべろなめられました。
出発日は、7月の上旬(さくらんぼの時期的にはやや終わり際)で天気は全国的に晴れ、気温は高く 朝から暑かったので、熱中症対策を実施、凍ったペットボトルを用意しました。浦和にある自宅を6時半に出て、京浜東北線を乗り継ぎ大宮駅から7時半の新幹 線「つばさ号」に乗車、さくらんぼを求め一路山形は「さくらんぼ東根駅」に向かいました。
さくらんぼの名前の付く駅だから、さすがにさくらんぼを食べられる場所はあるだろうという安易な発想から選んだところ、やはりたくさんのさくらんぼ農園があるようです。
早速、駅でレンタカーを借りて、るるぶを片手にみのる農園というさくらんぼ農園に向かいました。農薬を使用していない有機農法であることも選んだ理由の一つですが、るるぶの写真からは人がよさそうなおばあちゃんでしたので、ここに決めました。
駅から10分もたたずに農園に到着。一時間大人1,300円で園内のさくらんぼ食べ放題。食べた後の種は、行儀はわるいですがそのまま地面にプッっと吐き出して良いとのこと。
この時期は主に佐藤錦という品種が実をつけており、第一印象は農園の実はサイズが大きい。果肉もやわらかくジューシーで、テンションが一気に上がりました。他にナポレオンという品種がありましたが、こちらは酸味が強めで大人の味でした。筆者はひたすら佐藤錦を食べ続けました。食べ続けること20分、やはり限度はありまして、10分間のインターバルをとり、休憩場所で冷たい麦茶を頂きました。また麦茶とさくらんぼは相性がよくて、麦茶を飲みながらさくらんぼを食べ、もはや休憩が休憩ではなくなりました。
そして、園内のいたるところにキャタツがあり、高いところにある美味しそうな実をとることもできます。急になんですが、男性陣は、高いところにある実を女性にプレゼントするのもいいのではないでしょうか。男性株が高騰します。
<東根の大ケヤキ>
さくらんぼをたらふく食べた後、東根には日本一大きいケヤキがあるとのるるぶからの情報があり見にいくことにしました。
車を走らせること15分ほどで到着しまして、現場は東根市立東根小学校の構内、入っていいものかとおそるおそる中に入ってみると、学校の玄関に大きい木がたたずんでおりました。とりあえず、大きい。
樹齢は推定で1500年以上、直径5m幹周は16m、国指定特別天然記念物になっています。なお、ここの小学校の生徒は「けやきっこ」と呼ばれているそうです。
学校の標語が印象的でした。
「夢きらり はじける笑顔 けやきっ子」
<山形の温泉>
山形県には温泉が各地にありまして、有名なところですと蔵王温泉、銀山温泉などがあげられます。 今回は日帰り旅行ですので、さくらんぼ東根駅から車で20分ほど、河北町という場所にあります「べに花温泉ひなの湯」に行ってきました。泉質を語れるほど ツーではないのですが、温泉に入ったときの感想は、うっ熱い。・・・と、熱いというのは間違いないのですが、不思議なことに長い時間入ることのできる温泉 でした。それが温泉というものでしょうか。
<将棋の町天童>
東根市から南隣に位置します天童市は、将棋の町でありまして、町のいたるところに将棋の駒をモ チーフとした置物が飾られています。筆者は、将棋に興味がありましたので天童駅構内にある将棋資料館に行くことにしました。車で天童市に入りますと、まさ に将棋の町と言わんばかりの将棋にまつわるものが多かったです。例えば、道の駅の屋根には将棋の駒、天童温泉ホテル「王将」の駐車場にはこれまた大きな駒 がありました。
そして、天童駅につきまして将棋資料館に入りますと将棋の歴史や、世界の将棋について学ぶことが できました。将棋の発祥は、さまざまな説がありまして現在有力なのはインドのチャトランガという四人制のさいころ将棋だそうです。西へはチェスになり東は 中国将棋になって世界各地に広まったようです。
また、天童だけでみられる将棋の駒がありまして、「馬」を左右逆さで書かれている「左馬」とよばれる駒があります。この由来は、「うま」を逆さにして読みますと「まう」→「舞う」。祝い事には「舞」は欠かせませんので、縁起をかついで左馬たるものがあるそうです。
<終わりに>
山形は、自然に囲まれてとても気分が良くなるところでした。食べ物がおいしく温泉やスキーなど観光するところが満載のようです。
さくらんぼはとてもおいしいのですが、さくらんぼにはソルビトールという便秘を解消させる成分が含まれており、暴食すると逆によくないようです。さくらんぼをら・ん・ぼ・ーに食べてはいけないということですね。
次回は千葉支店麻生君にロックオン。