本社・森野さんからご指名を頂きました、長崎支店・業務課の伯川と申します。
さっそくですが、皆さんは“郷(さと)くんち”をご存じでしょうか?
長崎の秋の風物詩と言えば、日本三大くんちでもある“長崎くんち”ですが、9月~11月にかけて長崎市内各地の神社で大祭が催され、総称して“郷くんち”と呼ばれています。
私の地元は、グラバー園、大浦天主堂、居留地住宅等の歴史的な建物に囲まれた大浦地区というところです。
最近は中国等の客船が頻繁に訪れ、平日でもたくさんの観光客で賑わっています。そんな賑わう通りを一歩外れたところに、大浦諏訪神社という、建御名方命(たけみなかたのみこと)を祀った神社があります。大浦諏訪神社は、長崎くんちを催している本家本元の諏訪神社より歴史が古く、七五三や厄払い等、地元の人に親しまれています。
大浦天主堂を中心に、右に行くとグラバー園、大浦諏訪神社は左に行ってすぐのところにあります!
ちなみに、この場所は、“祈りの三角ゾーン”と呼ばれており、教会、お寺、神社が隣接する、全国的にも珍しい長崎ならではの光景だそうです。
話が少しそれてしまいましたが、普段は静かなこの神社でも、秋になると、大祭である“大浦くんち”が催されます。
10月の第3週の土日に2日間の日程で開催されるのですが、長崎くんちと同様、お旅所までのお下りから始まり、踊り町や地域の保育園等による奉納踊り、2日目にお上りがあって終了となります。
写真はお下りの様子です。長い行列の最後に神輿が続きます。
今年の奉納踊りの様子です。子どもたちも着物やチャイナ服などの衣装を着て、綺麗にお化粧をして演じます。右側の太鼓は地域の児童園が毎年行っていて、子どもとは思えないほど立派に披露してくれます。
上の写真は今年のものではないのですが、以前は小学生によるコッコデショも披露されていました!私も6年生の時に参加したのですが、本場・樺島町の方にご指導いただき、夏休み返上で練習に取り組みます!何度も練習を重ね、最高の状態で本番に挑むのですが・・・会社の取引先でもある昭和会病院さんで披露した際、“コッコデショ!”と投げた瞬間ひっくり返って真っ逆さまに落としてしまうという、とんでもない事件を起こしました。。。後にも先にも私たちの学年だけで、親たちには今でも言われます。。。
奉納踊りは何箇所か主要な場所で披露されるのですが、大浦地区の特性で、広い場所が孔子廟や四海楼前の広場になり、観光客の方も大勢みられています。
地元の温かい目ばかりではないのでとても緊張した記憶がありますが、いま思えば貴重な経験でした。
もちろん出店もあります!子どもにとってはこれが楽しみです★ただ、年々出店の数が減っていき、寂しく思います。。。
郷くんちは、長崎市内だけでも40か所以上で行われているようです。
規模や内容は様々だとは思いますが、子どもはもちろん、大人の楽しみ方もあると思います!長崎でくんちと言えば、長崎くんちが1番に浮かんできますが、機会があれば、地域色様々な“郷くんち”にも足を運んでみてはいかがでしょうか?
次は、色々と期待して、福岡支社の中里さんにパスします!中里さんよろしくお願いします★